【XYLD】超高配当 S&P 500 ETF 投資成績公開!JEPIとの二刀流

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投資・スモールビジネス
パパリカ
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みなさん。こんにちは! 

パパリカ(@ipirikapirika)です。

本日は米国ETFの中でも高配当で有名な【XYLD】の投資成績と今後の投資判断についてご紹介させて頂きます♪

【XYLD基本情報(2023年3月29日現在)】

基本情報XYLD
設立日2013年6月
分配利回り12.58%
純資産額約25億ドル
経費率0.6%
株価40.26ドル

【XYLD】はS&P500指数にカバードコール戦略を用いて運用されているETFで、株価の上昇よりも、毎月の高配当に特化したETFになります。

設立以来純資産額をめきめきと伸ばして、現在の配当利回りは脅威の12%超

カバードコール戦略といえばナスダック指数に連動した【QYLD】も有名ですが、【XYLD】はS&P 500指数に連動している為とても人気のETFとなります。

昨今JEPIの台頭によって影をひそんでいる【XYLD】ですが、今後の活躍にも期待できると思っています。

【QYLD】、【JEPI】については別記事でも投資成績の公開と、詳細な説明をしておりますので、是非チェックしてみてください♪

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本日は以下についてご紹介♪

・投資成績の公開!

・カバードコール戦略とは?

・高配当の理由

・2023年の見通し

・XYLDが向いている人とは?

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米国高配当ETF【XYLD】とは?

【XYLD】は、ニューヨーク市場に上場しているETFになり、
正式名称は、『 Global X  S&P 500 Covered Call ETF』となります。

 Global X  S&P 500 Covered Call ETF』の名前の通り、

【Global X】
  ⇒投資運用会社名
【S&P500】
  ⇒S&P500に対して
Covered Call
  ⇒カバードコール戦略

を用いて運用している上場投資信託になります。

カバードコール戦略とは

カバードコール戦略とは、特定の資産を現物で所有しつつ、保有中の資産のコールオプションを売却していく投資戦略のことです。

オプションを売却することで、保有資産の権利行使価格を超える値上がり益を放棄し、その代わりにプレミアムオプションを獲得できます。

カバードコール戦略については【QYLD】の記事でご紹介しておりますので、詳細について知りたい方は↓の記事をご確認ください。

パパリカ
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QYLDとの違いは、対象指標のみ。

手法はほぼ同じです。

収益イメージとしは、下図のステップ①で投資した現物の価格上昇を追随する訳ではなく、下落時の損失をカバーしていく損益イメージである事がお分かりいただけるかと思います。

画像引用:グローバルX

XYLDの特徴とパフォーマンス

カバードコール戦略をもちいて運用されているXYLDの特徴は以下の通りです。

・分配利回りが12.3%の超高配当
・毎月分配型
・経費率はやや高め
・52週株価レンジが、37.3ドル~49.92ドル

更に各種相場においての特徴としては、

上昇相場時
S&P 500指数が上昇した場合は、コール・オプションの売却によるオプション・プレミアムの獲得となるので上昇するがS&P 500指数の上昇には及ばないリターンが得られます。

横ばい相場時:
コール・オプションの売却により、XYLDはオプション・プレミアムを獲得するため S&P 500指数のパフォーマンスを上回る可能性があります。

下落相場において
S&P 500指数が下落した場合、XYLDはオプション・プレミアムを獲得する分、S&P 500指数の下落による損失は軽減する可能性があります。

パパリカ
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2023年が横ばいもしくは下落の年だと予想しXYLDにベットすれば、インカム+安値での仕込める可能性があります♪

XYLD株価推移

画像引用:楽天証券

株価は基本的にレンジ相場で、コロナショックで下落した株価をしっかり回復させた後、2022年の経済不況によって再び底値をつけて切り返している途中の印象があります。

出来高についても2021年~22年にかけて大きく出来高を伴ってきており注目度が伺えます

出来高の上昇に伴い純資産額も急騰していることも下図から確認できます。

画像引用:グローバルX
パパリカ
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出来高急騰・純資産額倍増にパフォーマンスが追い付けていない印象です。

この状況を良いととらえるのか、悪いととらえるのか難しいところですが、出来高、純資産額の増加に伴い、パフォーマンスが追従していく可能性は十二分にあるのではないかと期待してしまう状況です。

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画像引用:グローバルX

年率リターンは設定来6.9%で、1年では-11.37%と大きく下落しており、厳しい1年間であったことが伺えます。

一方で、XYLD・QYLDとそれぞれの指標であるS&P500ナスダック100の直近1年のリターンを比較してみると以下の以下の結果になっています。

直近1年のリターン
【XYLD】-8.58%
【S&P500】-13.04%
【QYLD】-9.04%
【NASDAQ100 】-13.98%
ブルームバーグより引用

S&P 500の1年のリターンは-13.04%であった事を鑑みると、【XYLD】のパフォーマンスは下落局面で下げ幅を軽減しておりカバードコール戦略が効いていることが分かります。

【QYLD】と【NASDAQ100 】も同様の結果となっており、下落局面ではその効果を実感できる結果となっています。

S&P 500との株価比較

画像引用:ブルームバーグ

上記のグラフの青色がS&P 500オレンジがXYLDになります。

カバードコール戦略の特性上直近での下落率は低かったものの、2020年~2022年までの上昇期間での上昇率はS&P500に遥かに及ばない結果となっています。

株価の上昇によるキャピタルゲインを狙っている方には上記結果を踏まえるとあまりおすすめは出来ませんが、この間も配当はしっかり支払われています。

もし2022年の天井でS&P500を売却せずに持ち続けている場合のトータルリターンは、コツコツと配当収益を得ていた【XYLD】とではあまり変わらない結果となっています。

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XYLDの配当金・分配金

2022年3月~2023年2月の配当金

以下は昨年3月から今年2月までの配当金になります。

配当金
2月0.167347ドル
1月0.169600ドル
2022年12月0.161399ドル
11月0.164800ドル
10月0.162600ドル
9月0.165300ドル
8月0.181300ドル
7月0.180900ドル
6月0.173500ドル
5月0.178500ドル
4月0.205100ドル
3月0.209700ドル
合計2.120046ドル

カバードコール戦略では現物保有による配当金と、コールオプションで獲得したプレミアムが配当原資になっています。

プレミアムの獲得状況は毎月1%~4%を安定的に獲得しており、配当原資となっています。

画像引用:グローバルX

株価と分配利回りの推移

12月末時点の株価
($)
株価騰落率
(%)
年間配当金
($)
配当利回り
(%)
202340.282.3112.30
202239.37-22.295.28910.44
202150.669.184.5849.88
202046.40-8.433.6817.26
201950.6714.332.9176.58
201844.32-11.913.1546.27
201750.3110.552.7045.94
201645.513.981.4723.36
201543.77-4.012.0364.46
201445.603.241.8934.29
201344.171.099
平均46.032.8836.50

昨年は市場の落ち込みに伴って株価を22%超のマイナスという結果になりましたが、配当金をプレミアムをしっかり獲得して10%台の利回りを獲得しています。

株価が下がればその分利回りは上がるので下落も影響してはいますが、本年度は、株価上昇利回り の双方を伸ばしている結果となっています。

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このままのペースを維持することができれば年間の利回りも12%に及ぶ可能性もありますね♪

パパリカの【XYLD】投資成績公開!!

パパリカ
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それでは投資成績の発表です!!

現在2377ドル、日本円で約30万円程度を運用している状況となります。

2023年3月時点の保有株式

所有株数:49株
 ⇒NISA:23株
 ⇒特定:26株

取得単価:48.55ドル
 ⇒NISA:48.16ドル
 ⇒特定:48.86ドル

累計額:2377ドル
 ⇒NISA:1107ドル
 ⇒特定:1270ドル

評価損益

2023年3月30日時点での評価損益は、24,834円のマイナスで8.68%の評価損となっています。

・取得単価:48.5ドル
  ⇒現在株価:40.26ドル

・投資額:286,000円
  ⇒評価額:261,407円

パパリカ
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円安に助けられた形ですね。

累計配当額

これまでの累計受取配当額は、31,855円でした。

税引前:241.66ドル
税引き後:196.89ドル

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結果

評価損益▲24,834円
配当収益+31,855円
通算損益+7,021円

今回は為替差益が出ている為、通算損益が+の結果となりました。

円高の時期にドル建てETFを購入し、円安の時期にドルで配当を得る事が出来るのも海外ETFを所有するメリットですね。

パパリカ
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ドルで配当金を受け取っても自動で円に変換されてしまう証券会社もあるので注意しましょう♪

XYLDとJEPIどちらが良いのか?

カバードコール戦略を用いる【XYLD】の対抗馬としてあげられるのは、同じカバードコール戦略の【QYLD】や、同じS&P 500を指標にしているELNコールオプションの【JEPI】だと思います。

同じ戦略(カバードコール):QYLD
同じ指標(S&P500):JEPI

【QYLD】との違いは単に指標の違いのみですので、ナスダックが好きならQYLD、S&P 500に投資したいなら【XYLD】と差別化すればよいかと思います。

ただしパフォーマンスだとXYLDに軍配が上がっています。

パパリカ
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では同じS&P 500のJEPIとXYLDではどちらが良いのでしょうか?

基本情報を比較してみると、

XYLDJEPI
設立日2013年6月2020年5月
分配利回り12.58%12.3%
総資産額約25億ドル約200億ドル
経費率0.6%0.35%
分配頻度毎月毎月
株価40.26ドル54.00ドル
1年リターン-8.58%-2.41%

また株価の推移を比較してたものが以下のチャートになります。

画像引用:ブルームバーグ

2022年5月では同様水準であった株価ですが、2023年3月30日時点では株価に12.34%の開きが出た結果となります。

以上の結果をふまえると、

・JEPIの方が新しいETF。
・純資産額はJEPIが10倍近く多い。
・経費率がXYLDの約半分の0.35%
・リターンがJEPIの方が優秀。
・株価に12%の乖離。

という結果になります。

JEPIは8割以上がS&P500の株式が組み入れられている為、上昇率で差がついている結果となり、JEPIの優秀さがわかりますね。

JEPIは高配当&キャピタルゲインを狙える二刀流銘柄と呼ばれており、詳しい解説と投資成績は以下の記事で紹介していますので是非ご覧ください。

結果としてはJEPIに軍配があがっていますが、XYLDは株価が横ばい時、下落時にその効果を発揮する銘柄です。

2023年が横ばいの年になれば、リターンでJEPIを超える可能性も十二分にありますので今後に期待したい銘柄である事には変わりないと思っています。

まとめ:カバードコール戦略との付き合い方

いかがでしたでしょうか。

本日はXYLDの投資成績などについてご紹介させて頂きました。

カバードコール戦略は経費率が高かったり、リターンでJEPIに劣ったりしていますが、状況さえ合致すればその効果を存分に発揮してくれると思っています。

基本戦略としては、守備的な立ち位置でのポートフォリオへの組み入れを推奨しますが、投資はあくまで自己責任となります。

JEPIは約15%程度の割合でコール売り戦略が組み入れられていますので、単純計算にはなりますが、

【JEPI:XYLD】を7:3で持てば【S&P500:カバードコール戦略】を1:1の割合で所有する事ができる計算になります。

パパリカ
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私の所有割合も7:3です♪

JEPIを7株買うならXYLDを3株買う。
もしくはJEPI、XYLD、QYLDの比率を7:1.5:1.5

というリズムで増やしていけば自ずと半分はS&P500の現物投資、残りはインカムとして毎月こつこつ配当金がもらえる事になります。

ぜひご自身の状況にあったポジションを見つけて、積立してみてはいかがでしょうか?

パパリカ
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最後までご覧いただきありがとうございました♪

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