【ZIM】高配当米国株 投資成績公開! 利回りランキング5位。今年は無配?

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投資・スモールビジネス
パパリカ
パパリカ

みなさん。こんにちは! 

パパリカ(@ipirikapirika)です。

本日は米国株の中でも超超超高配当な海運個別株である【ZIM】(ジム・インテグレーテッド・シッピング・サービシズ)の投資成績と今後の投資判断についてご紹介させて頂きます♪

2023年5月時点での配当利回りは脅威の98%!!!

パパリカ
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利回り98%なんてありえない・・・

怪しい詐欺と疑ってしまうほどの利回りですよね。

ですが安心してください。

ZIMはアメリカのニューヨーク市場(NYSE)に上場しているイスラエルの海運会社で昨今の海運ブームで配当性向がとんでもないことになっています。

世界情勢不安・インフレによる海運費用の急高騰の恩恵だったり、直近株価を大きく下げていることもあり表面上このような異常な高配当を叩き出しているだけなのです。

パパリカ
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とはいえ、日本株では実現できない高配当である事には違いありません。

実際2023年4月の配当を最後に配当は停止されています。。。

本日はそんな異常な高配当を実現しているZIM】について投資成績の公開【ZIM】の利益形態株価動向今後の投資判断について一挙ご紹介させて頂きます。

パパリカ
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パパリカは、2021年4月より積立を開始し約100万円を投資しています♪

このZIMよりも利回りランキングが高い4位の【OP】については以下の記事で解説しています。利回りは167%!詳しくは⇓をご覧ください♪

このブログでわかること

・ZIMってどんな会社?

・高配当のからくり

・原油価格コンテナ運賃指数との相関

・バルチック海運指数との相関

・今後の投資判断

・競合他社との比較

・ZIM100万円分の投資成績公開!!!

パパリカブログでは、米国個別株の他にも高配当ETFである【利回り12%のJEPI【利回り10%のQYLD【利回り12%のXYLDについて投資成績と共にご紹介していますので是非ご覧ください♪

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【ZIM】ってどんな会社?

企業概要

正式名称
ZIM / ジム・インテグレーテッド・シッピング・サービシズ/ ZIM INTGRTD SHIP

公式HPhttps://www.zim.com
業種海上貨物輸送 & 物流
売上高(百万ドル12,561.60
営業利益(百万ドル)6,130.80
時価総額(百万ドル)2,069.57
企業価値(EV)(百万ドル)3,154.47
EBITDA(百万ドル)7,499.90
従業員数4,830
粗利益率(%)51.16

利益率が50%を超える超バブリーな高利益事業となっています。

売上高が125億ドル、営業利益61億ドルとなり、日本の三大海運業と比較した表が下図になります。

2022年度売上高営業利益
日本郵船2兆6160億円2963億円
ZIM1兆7000億円8200億円
商船三井1兆6119億円1087億円
川崎汽船9426億788億円

売り上げ高では日本郵船に次ぐ商船三井に相当する規模ですが、売上高がZIMの約2倍ほどある日本郵船の3倍近い営業利益を誇っていることがわかるかと思います。

事業の独自性

ZIMの特色

・船舶を所有していない

・グローバルニッチ戦略×DX化推進

・世界ランキング15位程度の高ランク

・ブロックチェーンによるペーパーレス推進

ZIMはほとんど自社で運搬船を持たない経営手法を採用しています。

昨今の脱炭素政策などで運用船を廃棄し特損を計上する企業もあるなか、リスクを取らない事業特色があります。

またその事業自体も世界100か国で事業を確立しており、グローバルニッチという競合の少ない業態、資材、商材を選択することで高い利益率と需要に対してアプローチしているという特色があります。

パパリカ
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No.1の王道海運ではないですが、オンリーワンの海運会社といえるでしょう♪

高配当のからくり

直近の配当利回りは100%越え!

こちらについては正直特需の影響と、2022年の好業績による高配当の権利落ちで大幅に株価が下がったことによる数字上のマジックとなっています。

一株当たりの利益を示すEPSで見てみると顕著ですが、以下の図の通り2018年が▲1.1ドルであるのに対して、2022年は38.49ドルという上昇を見せており一過性の配当である可能性が高くなっています。

2018年2019年2020年2021年2022年
EPS(ドル)▲1.1▲0.164.540.3138.49

ZIMの場合、利益の30%から50%の配当性向があることが知られている為、2021年、2022年の配当が高額になったことがわかります。

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2023年度の配当について

残念なことに2023年度の予想コンセンサスでは赤字予想です。

EPSも▲2.25ドル予想となるので、配当性向で考えると配当は2020年以前の無配になってしまうことになります。

また今までも各先行指数などによってバブル期だと判明していることから権利落ちの度に毎回大きく株価を下げていました。

パパリカ
パパリカ

2023年のコンセンサスが売上半減、赤字転落、無配の可能性を示す残念な結果となっています。。。

画像引用:楽天証券
いぴたろう
いぴたろう

じゃあもう投資しない方かいいってこと?

パパリカ
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確かに、直近のバブル期を抜けて赤字予想であり高配当は望めないかも・・・

しかし、投資妙味はまだあるかもしれません。

それは、ニューヨーク市場上場以来の底値圏であることや、後述する各指数との相関性から今後の回復にも期待できる可能性があると個人的には思っています。

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各指数との連動性について

ZIMを含め海運業界ではこの指数抜きでは語れない重要な指数が存在します。

海運とはその名の通り、船を用いて様々な物を世界各国へ運搬する業務となります。

ZIMのメインはコンテナ船となります。

ちなみに船の種類と輸送用途は大まかに以下になります。

船の種類物資
コンテナ船日用品や電化製品
LNG船液化天然ガス
バラ積み船(バルク船、バルカー)鉄鉱石や石炭など
セメント専用船セメント
油槽船(オイルタンカー)石油

その為利益のメインは運送料で、費用のメインは燃料、船の所有・貸与になります。

パパリカ
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以下がそれら重要指数の一覧となります。

重要指数

・バルチック海運指数(BDI)
 ⇒海運の船舶運賃に総合指数

・コンテナ運賃指数(CCFI)
 ⇒中国発のコンテナ運賃指数

WTI(原油価格)

BDI・CCFIとの相関

バルチック海運指数

画像参照:Bloomberg オレンジ:BDI 青:ZIM

WTI指数

画像参照:Bloomberg オレンジ:WTI 青:ZIM

過去数年間でバルチック海運指数・原油価格との相関はほどんどないことがわかるかと思います。

鉄鉱石・石炭・穀物などの乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航船の運賃の指標となり、一般的に指標が高いと利益は高くなり、低いと不調だと言われています。

2021年から2022年かけての上昇時には相関的に上昇していましたが、2022年~23年の指標の上昇時には相関することなくZIMは下落しています。これは2023年の業績予想が明らかになったことや、高配当後の下落と考えられています。

パパリカ
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短期的には相関関係にありますね。

2023年のZIMの株価は底打ち感があり、指数の下落も落ち着いた感があるので、現状が悪材料出尽くしと考える事もできそうです。

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今後の将来性について

ZIMの将来性については、海運指数が低位に戻った今株価も底値圏であることから、

将来的な配当復活短期的な株価上昇のいずれかのスタンスであれば投資するメリットはあると考えています。

ただ、配当性向が30~50%に設定されている為予想コンセンサス通りの結果である場合には2023年度の配当はほぼない状態であるということにはご留意ください。

悪材料が出尽くした今、予想コンセンサスを上回ったり以下の状態になれば株価の上昇余地には大いに期待できると思います。

今後の重要局面

・高利益時に自社株買いをしていない。
 ⇒今後の自社株買いに期待。。

・予想コンセンサスが赤字予想
 ⇒数字が良ければ株価の上昇が期待できる。

・株式分割の可能性
 ⇒分割発表の予想がありなかったりするので、分割発表があれば。。

・運輸の長期契約
 ⇒ZIMはビジネスモデルから長期契約を履行してこなかった。
 今後運賃が上がれば長期契約している他社よりも利益が上がる可能性がある。

・各指数の回復
 ⇒各指数の回復傾向が示されれば。。中国情勢等から再度運賃の上昇もあり得る。。

・赤字でのサプライズ配当
 ⇒配当性向に反して赤字でも配当を出せば。。

希望的な観測も含まれていますが、現在の株価においてはコツコツと積立をすることも選択肢としてはあり得るのではないかと思います。

パパリカの投資成績公開!

パパリカ
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それでは投資成績の発表です!!

2021年から積み立てており、現在176株を約100万円にて所有しています。

【2023年5月時点の保有株式】

ZIM株式数平均取得価格投資額
特定口座151株6376.95円962,920円
NISA口座26株2351.30円60,510円
合計176株5817.6円1,023,430円

評価損益

2023年5月15日時点での評価損益は、▲611,344円の評価損となっています。

ZIM株式数平均取得価格投資額時価評価額
特定口座151株6376,95円962,920円351,424円
NISA口座26株2351,30円61,133円60,510円
合計176株5817,6円1,023,430円411,934円
パパリカ
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▲60%という大幅なマイナスとなってしまっています。。。

受取配当額

累計の受取配当額は157,275円でした。

ZIM株式数平均取得価格投資額時価評価額受取配当額
特定口座151株6376,95円962,920円351,424円
NISA口座26株2351,30円60,510円60,510円
合計176株5817,6円1,023,430円411,934円1165,72ドル

税引き前:1948ドル 税引き後:1165ドル

※配当額については、イスラエルと日本で二重課税されているので、実際には外国勢控除である程度変換されています。

投資結果

評価損益▲611,344円
配当収益180,000円
通算損益▲431,344円
パパリカ
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通算損益は▲40%という結果になりました。。

配当目的で所有していましたが、赤字コンセンサス発表前から2023年が赤字になることは予想されていました。

そのタイミングで処分出来なかったのが敗因ですね。

ただ、今後の株価上昇、配当復活の可能性は前述の通り十分にあるので、今後低位で積立を継続していく予定です。

まとめ:超高配当ZIMとの付き合い方

いかがでしょうか。

本日は魅惑の高配当ZIMについてご紹介させて頂きました。

パパリカ
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海運株は航海の通り荒波の個別株ですね

その中でもZIMは、

・海運トップ20の大手海運会社

・創立が古い老舗企業

・配当性向50%と魅力的な高配当

・ニッチ戦略のグローバル企業

・船舶未所有のリスクフリー企業

・悪材料出尽くしの底値圏

という特徴がありました。

注意点としては、

・2023年は赤字コンセンサス予想

・無配転落の可能性大

・二重課税で配当額が少なくなる

・自社株買いの実施なし

・運賃が高い時期の長期契約なし

という特徴にご留意ください。

パパリカ
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最後までご覧いただきありがとうございました♪

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