【BCE】カナダ 米国ADR銘柄 高配当株は減配? 配当性向100%超 通信大手企業の将来性は?

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投資・スモールビジネス
パパリカ
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みなさん。こんにちは! 

パパリカ(@ipirikapirika)です。

本日は利回り9%超を誇る

【$BCE】(カナダ通信大手)

について解説していきます♪

この記事の概要

・BCEの企業概要・事業内容
・株価の推移
・高配当の理由
・過去配当状況
・今後の配当情報
・BCEの将来性

・カナダADR銘柄の注意点

BCEは現在配当利回り8.9%で米国市場利回りランキング上位にランクインする高配当銘柄となっていますのでその秘密や今後の将来性など多角的にご紹介致します♪

この記事の簡単なハイライト

・BCEはカナダのケベック州に本社を置く、カナダ最大の通信大手企業。
・ADR銘柄としてNY証券取引所、カナダのトロント証券取引所に上場。
・時価総額は300億ドル(約4.6兆円
・株価は2020年の50ドルを天井に現在30%減の36ドル程度を推移
・2023年のEPSは過去10年間で最低水準に並び、PER割高・PBR割安水準
・リーマンショック以降13年連続増配中。
・配当性向が4年連続100%を超え危険水準か。


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詳細・始め方については以下の記事で詳しく解説しています♪

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BCE(ビーシーイー)の企業情報

カナダ最大手通信会社であるBCEは《Bell Canada Enterprises》という名称で知られています。

事業内容は、カナダ全国的な固定通信、移動体通信・衛星通信、IPテレビ・インターネット回線等の通信事業を総合的に展開しています。

社員数5万人超、時価総額4.5兆円を超え、カナダで最大の通信企業

日本の通信大手と比較すると、日本電信電話16兆円、ソフトバンクグループ13兆円、NTTドコモ12兆円、KDDI10兆円と比較すると規模自体は半分以下というところです。

カナダにも日本と同様に三大キャリアが存在しており、BCEはその一角でありかつ最大のキャリアとして支配的なポジションを獲得している企業となっています。

BCE 企業詳細

名称Bell Canada Enterprises
ティッカーシンボルBCE
セクター通信
英語表記BCE Inc
時価総額300億ドル(約4.5兆円)
社員数50,000人
売上高240億ドル (約3.5兆円)
株価33.13ドル
配当利回り8.98%
PER19.47
PBR1.8
24.4.8時点

米国に上場するカナダ企業ということで、米国大手のベライゾンやAT&Tと比較すると1/4程度の時価総額となります。

ビジネスセグメントは、ワイヤレス事業・ワイヤライン事業・メディア事業の3セグメントで構成されており、売上比率はワイヤレス・ワイヤライン事業で9割近くを占めており、メディア事業が12%程度となっております。

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BCE 配当情報

BCEは過去に年間5%の増配を行う方針を維持しており、増配に向けCFの改善すべく一連の企業買収を行っています。

買収

2010年CTV買収。
2017年:マニトバ・テレコム・サービシズ買収。

配当方針はフリーキャッシュフローの65~75%を配当に充て、株主還元を強化していますが昨今は配当性向が100%を超えており、本来の方針や蓄え以上の配当を出し続けている状況となっています。

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増配・高配当銘柄であることからもひとたび減配となれば株価へのダメージは計り知れません。。。

減配もやむなしという状況ではあるものの、連続増配企業かつ高配当銘柄というのは魅力的なので、相応のリスクを承知の上では投資妙味はあると思います。

BCE 配当利回り・支払い履歴

【過去5年 支払履歴】

  配当支払年    配当額   利回り 
 2024年(予想)2.958.98%
2023年2.87ドル7.07%
2022年2.81ドル6.13
2021年2.75ドル5.32%
 2020年  2.52ドル  5.50% 
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2024年はあくまで予想ではありますが、9%に迫る利回りとなっています。
ここ数年1%程度利回りが上昇中!

※2013年~19年 【過去配当】

    配当支払年        配当額    
2013年2.19ドル
2014年2.20ドル
2015年1.98ドル
2016年2.10ドル
2017年2.24ドル
2018年2.33ドル
2019年2.36ドル
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2013年~2019年は概ね4~5%程度の利回りで推移していました。

過去10年平均利回り:5.4%
2024年4月時点の利回り:8.98%

利回り増加のポイント

利回りの増加要因としては、株主還元の強化によるプラス要因と、株価の低下要因が考えられます。

また、株価低下による相対的な利回りの上昇の側面が強い為、素直には喜べない状況になります。

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しかしコロナ禍を下回る株価なので、今からの投資は一定の成果が得られるかもしれません♪

BCE 配当性向

  配当支払年   配当額   配当性向  
2013年2.19ドル90.7%
2014年2.20ドル84.2%
2015年1.98ドル87%
2016年2.10ドル82.2%
2017年2.24ドル88.9%
2018年2.33ドル97.4%
2019年2.36ドル94.2%
2020年2.52ドル120.7%
2021年2.75ドル117.2%
2022年2.81ドル123.8%
2023年2.87ドル169%
過去10年の配当性向

・80%以上90%以下:4回
・90%以上100%以下:3回
・100%以上:4回

過去10年で配当性向が80%を下回ったことがなく、日本企業では考えられない数字となっています。

そもそも配当性向とは、当期の純利益に対して配当額の割合を示したもので、100%を超えるというのは利益以上の金額を配当として支払っていることになります。

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過去4年間はその状態が続いています。。。

増配を続ける事がある種のバリューとなっている連続増配企業としては減配は避けたいところですが、今後この状況が続けば配当を維持するのは難しくなってくるかと思います。

内部留保を切り崩している状況ではありますが、BCEのキャッシュフローは潤沢なので、《減配時期》と《業績の回復》どちらが早いかを見極めていくことが重要です。

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・新NISAにも対応!

カナダ株の税金は高い?

BCEは米国ADR銘柄ということもあり、税金は米国の税率10%ではなく、日本との租税条約によって税率が決定する銘柄となっています。

2023年まではカナダ国籍の企業は税率が15%でしたが、2024年からは25%の現地源泉税が課せられています。

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25%はちょっときつい・・・

詳しくは下記記事にて解説していますので興味のあるかたは是非チェックしてみてください。

カナダの税率が25%に対して、外国税が全くかからない国も存在しており、NISAと組み合わせると全くの無税で運用でき、配当にかかる税金もゼロになります。

以下の記事で税金ゼロのおすすめ銘柄をご紹介しています♪

BCE 業績関連

通信セクターに対する見通し

BMOキャピタルがカナダの通信セクターに対する暗い見通しを発表したことでBCEの株価は現在過去10年で最安値を更新しています。

実はカナダ通信大手の3社である、《BCE》・《ケベック》・《Telus Corp.》すべての目標株価が引き下げられています

これは、BCEの本社のあるケベック州でのケベック社との価格交渉の勃発や、メイン商材であるケーブル事業自体の売り上げ減少が利益率を圧迫している事が原因とされています。

BCE Hits 10-Year Low, Rogers Dips After BMO Turns Sour on Telecom Outlook (yahoo.com)

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ケーブル事業からワイヤレス事業への事業転換が今後のカギとなっています。

カナダ通信事業は競争激化による大手の成長見通しの鈍化が予想されています。

目標株価引き下げニュース

2024年の業績についていくつかの証券会社が目標価格の引き下げをおこなっています。

CIBC:54Cドル⇒52Cドルへ(24.4.5)
JPモルガン:54Cドル⇒47Cドルへ(24.4.4)
BMO:54Cドル⇒46Cドルへ(24.4.3)
バークレイズ:38Cドル⇒35ドルへ(24.4.9)

これは先述の通り主力セグメントであるワイヤレス事業における競争圧力が激化しており、成長鈍化の要因になると考えられている為です。

年初来では16%以上下落した株価ですが、回復の兆しがまだ見られないというアナリストの見解もある為、今後更に株価は下落する可能性が示唆されています。

投資家の反応

海外投資家の反応は賛否分かれる転換ですが、悲観的な意見が多く散見されています。

・配当の為人員削減は高評価。
・増配維持には懐疑的。
・10年来安値更新がネガティブインパクト
・今後の見通しが暗い。

日本の投資家は数株単位でこつこつとポートフォリオに加えて積み立てている方が多い印象です。

・外国税が25%に増加したことがネガティブ要因
・配当性向の高さから敬遠
・利回りの高さは好評

さいごに

いかがでしょうか?

カナダ通信最大手、超高配当、連続増配、値ごろ感の株価と投資したくなる条件はそろっているのが本日ご紹介したBCEです。

しかし、通信大手の成長鈍化予想、4年連続の配当性向100%越え外国税25%というネガティブな要因も存在しています。

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とにかく今後の動向に目が離せない銘柄です!!

スピーティに情報をキャッチして下落の際にはバーゲンセールと思って買い進めるのも良し、減配があってもなくても買い進めるのもよし。


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などで見逃すことのないようにチェックしてみてください。

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最後までご覧頂きありがとうございました!

イピリカからのお願い

有益な情報を皆様にお届けする為に日々精進しておりますが、あくまで個人発信による情報となりますので、投資助言ではないことをご理解お願い致します。

あくまで皆様の自己責任にて投資判断を賜れますと幸いです。

情報の精度、確度については誤りがある場合もございます。

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