みなさん。こんにちは!
パパリカ(@ipirikapirika)です。
本日は年15回配当で毎月配当以上の配当金支払いが毎年行われる
【$BBD (バンコ・ブラデスコ銀行)】についてご紹介させて頂きます♪
BBDはバンコ・ブラデスコ銀行と呼ばれ、現在の配当利回りは5.52%を超える水準で推移しています。
株価の上昇により、年初利回り9%⇒5.5%程度に低下しています。
日本ではありえない毎月配当銘柄ですが、バンコ・ブラデスコ銀行はブラジル4大銀行の一角で、日本でいえば三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行に相当するような中核銀行となっています。
あまりなじみのないブラジルの銀行について、
・銘柄情報
・業績
・配当詳細
・投資判断の可否
について徹底紹介させて頂きます♪
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BBD バンコ・ブラデスコ銀行ってどんな会社?
BBDは、ニューヨーク証券取引所にも上場しているブラジルの4大銀行の一つで、1943年創立の老舗銀行です。
国内4番手の銀行で、民間では2番手!
日本でいうみずほ・りそな銀行の立ち位置というところでしょうか。
【バンコ・ブラデスコ銀行 企業概要】
名称 | バンコ・ブラデスコ(ADR) |
ティッカーシンボル | BBD |
セクター | 銀行 |
英語表記 | Banco Bradesco S.A. |
時価総額 | 3.4兆円 |
社員数 | 86,000人 |
売上高 | 2.91兆円(2023年) |
株価 | 2.780ドル |
配当利回り | 5.6% |
PER | 13.43 |
PBR | 1.01 |
・銀行セクター平均PER:12.67
※株価収益率
BBD:13.43
業界平均より高い収益率になっています♪
・銀行セクター平均PBR:1.20
※株価純資産倍率
BBD:1.02
株価は割安水準になっています♪
ほぼブラジル100%の売上構成
バンコ・ブラデスコはブラジルを拠点としておりニューヨーク市場に上場しているものの、メインはサンパウロ証券取引所での取引となっています。
貸付業だけではなく、主要な国内・国際企業・機関投資家向けに金融商品およびサービスを提供する総合金融業となっています。
【売上比率】
【売上構成】
BBDとBBDOの違い
BBDを証券コードで検索するとBBDとBBDOの2種類のティッカーシンボルが存在しています。
BBDが優先株・BBDOが普通株になりますのでご注意ください。
配当目的であればBBDの購入をおすすめします!
配当目的であれば、議決権等は不要で普通株でよいのではないかと思われますが、BBDの優先株は普通株に比べて配当額が大きくなるような権利が付与されています。
直近の配当額は、
BBD:0.0034ドル / BBOD:0.00315ドル
【BBD】
【BBDO】
※BBDOの方が株価が安く、配当額でいえばBBDの方が多いですが、利回り換算すると現在は若干BBDOの方が高利回りとなっています。
直近の決算は未達!
8月に発表された2024年第2四半期の決算結果はコンセンサス未達という結果でした。
売上高:コンセンサス未達、前年比+4.8%
EPS:コンセンサス未達、前年比2.78%
売上高の業績予想は、右肩上がりの予想に対して、2期連続での大幅未達という結果は気になります。
一方でEPSではコンセンサスを達成しつつある状況で、今後にも期待です。
BBD バンコ・ブラデスコ 株価
【BBD 年初来チャート】
年初来▲19%
2024年8月に一時2.2ドル付近まで下落した後、現在は短期的ではありますが回復傾向にあります。
【BBD 5年チャート】
コロナ禍前の高値7ドル付近から現在は1/3程度の下落となっており、底値圏でボックス相場となっています。
※ゴールドマンサックスのアナリストが久々に上方修正を出し株価が上昇しています。
アナリスト評価
2024年8月22日
ゴールドマンサックス:2.5ドル⇒3.2ドルへ上方修正
※過去アナリスト評価
2/9 ジェフリーズ 買い⇒中立へダウングレード
2/8 ゴールドマンサックス 3.2ドル⇒2.8ドルへ下方修正
1/9 ゴールドマンサックス 3.5⇒3.2ドルへ下方修正
2023/3/7 バークレイズ 3.5ドル⇒3ドルへ下方修正
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円高局面+底値圏+今後のアナリスト評価を期待した買い進めは一定のメリットがあるかもしれません。
BBD バンコ・ブラデスコ 配当情報
同じ4大銀行の民間大手であるイタウ・ウニバンコ銀行も毎月以上配当を実施しています。
実はブラジルの配当政策は非常に保守的で、株主還元の割合が多いといわれています。
銀行の資本保有能力を制限する目的もあり、規制要件が日本よりも厳しいことが原因と言われていますが、ブラジルの経済成長で高い収益性を保った銀行がその利益を規制によって配当として還元してくれているという現状になっています。
私たち海外投資家からすればメリットですね♪
配当額は毎月均等ではない。
まず注意点としては、年14回の配当額は一定ではありません。
配当の割合としては、
3月>>7月>>>>>>毎月
毎月の配当に加え更に3月・7月に支払われる配当額が全体のかなりの割合を占めています。
2023年の年間配当は以下の通り。
合計 | 0.19867 | 割合 |
1月 | 0.00363 | 約2% |
2月 | 0.00372 | 約2% |
3月 | 0.00365 | 約2% |
3月 ② | 0.11225 | 57% |
4月 | 0.0037 | 約2% |
5月 | 0.00379 | 約2% |
6月 | 0.00375 | 約2% |
7月 | 0.0039 | 約2% |
7月 ② | 0.04097 | 21% |
8月 | 0.00401 | 約2% |
9月 | 0.0039 | 約2% |
10月 | 0.00375 | 約2% |
11月 | 0.00378 | 約2% |
12月 | 0.00387 | 約2% |
3月・7月で実に78%もの配当が支払われています!
実は同じブラジル4大銀行であり南半球最大の民間銀行であるイタニ・ウニバンコ・ホールディングスは年16回の配当が支払われており、その配当支払いバランスが年間を通してバランスが取れています。
1年を通して一定額を受け取りたいという方にはイタニ・ウニバンコ・ホールディングスもおすすめです♪
BBD バンコ・ブラデスコ 配当履歴
【過去5年 支払履歴】
配当支払年 | 配当額 | 利回り |
2024年(9月時点) | ードル | 5.50% |
2023年 | 0.124ドル | 4.89% |
2022年 | 0.186ドル | 7.77% |
2021年 | 0.072ドル | 2.86% |
2020年 | 0.180ドル | 2.82% |
BBDは連続増配企業ではないですが、ある程度安定的な配当が支払われており、2020年のコロナ禍でも大きく減配することなく配当を出した結果一時的に10%を超える利回りにもなった事があります。
BBD バンコ・ブラデスコ 配当性向
【直近配当性向】
配当支払年 | 配当額 | 配当性向 |
2024年 9月 | 0.00347ドル | 47.55% |
例年通りの配当性向で推移しており、特段大きな変更はない状況となっています。
まとめ
いかがでしょうか?
本日はブラジル4大銀行のバンコ・ブラデスコ銀行についてご紹介させて頂きました。
保守的な配当政策下でかつ成長新興国であるブラジルの銀行株というのは今後楽しみな銘柄かと個人的に思っています。
さらに現在は新NISAもあり、円高局面に突入するかもしれない中、利下げが騒がれている中でも株価が底値圏であり、今のうちに仕込みたいと思っています。
ブラジルなどの新興国の情報はなかなか身近なものではないので、本日ご紹介した、moomoo証券などでリアルタイム情報を入手して銘柄検討にお役立てください♪
最後までお読みいただき誠にありがとうございました♪
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