みなさん。こんにちは!
パパリカ(@ipirikapirika)です。
労働人口という切り口が最近のはやりで、日本は数十年後には労働人口が世界のワーストランキングに入るといわれています。
その反面アジア諸国の新興国は年齢の人口分布が正反対。
今後ますます労働人口が増え、活発な経済活動と成長が期待されている訳です。
インドネシアもその代表的な一つ♪
成長目覚ましいアジア新興国ですが、その中でもひと際目立ったインドネシアETFについてご紹介です。
インドネシアETFは現在以下の2種類の代表的なETFが存在します。
【EIDO】
→iシェアーズ・MSCI・インドネシア ETF
【IDX】
→ヴァンエック・インドネシア・インデックスETF
本日は上記2銘柄の特徴やそれぞれのおすすめポイント、そもそもインドネシアETFはおすすめなのか?という点についてご紹介です♪
また、ETFに投資するのであれば、手数料無料キャンペーン中の【ウィブル証券】がおすすめです。
☆☆米国株投資ならウィブル証券がおすすめ☆☆
・手数料が3ヵ月無料
・手数料が0.275%(最安値)
・為替取引手数料15銭(最安値)
・米国株単元未満株取引可能
・24時間リアルタイム取引
祝! 世界中で4,000万DL突破!
ウィブル証券については以下の記事で詳しく解説しています♪
【EIDO】基本情報
まずはのEIDOの概要です♪
名称 | iシェアーズ MSCI インドネシア ETF |
ティッカーシンボル | EIDO |
設定日 | 2010年5月5日 |
純資産額 | 約720億円 |
運用会社 | BLACKROCK |
経費率 | 0.58% |
採用指数 | MSCI Indonesia IMI 25/50 Index |
上場市場 | NYSE アーカ |
決算 | 年2回(6月、12月) |
配当利回り | 3.14% |
EIDOは設定来10年以上経過しているETFでインドネシア株式全般で構成される指数と同等の成績を目指しています。
つまり、日経平均と同等の成績を目指す日本のETFのインドネシア版ということになります。
経費率は0.58%と米国大手ETF比較するとやや高め。流行りの変則ETFほど高くはありませんが最安値ではない印象ですね。
運営元がブラックロック、純資産額が700億円ということで信頼性◎・ボリューム◎の安心ポイントです。
一方でポートフォリオがIDXと比較して特定セクターに偏り採用銘柄もやや少ない印象です。
採用指数:ジャカルタ総合指数
→インドネシア株式の時価総額加重平均型
【IDX】基本情報
続いてIDXの概要です♪
名称 | ヴァンエック・インドネシア・インデックス ETF |
ティッカーシンボル | IDX |
設定日 | 2009年1月15日 |
純資産額 | 約130億円 |
運用会社 | ヴァン・エック・グローバル |
経費率 | 0.57% |
採用指数 | MVIS・インドネシア・インデックス |
上場市場 | NYSE アーカ |
決算 | 年1回 |
配当利回り | 3.52% |
EIDOと比較して経費率が0.01%と低く、純資産額EIDOの1/4程です。
近年その純資産額をやや伸ばしてきています。
ポートフォリオはEIDOより分散傾向にあり、EIDOはインドネシアのみでしたがこちらのETFは国外割合が30~40%占めており、完全なインドネシアETFではないことにご注意ください。
【EIDO】・【IDX】各種比較
簡単な概要だけでも違いがかなりある事がお分かり頂けたかと思います。
その他にも違いがいくつかあり、前項を含めて重要ポイントを順を追ってご紹介させて頂きます。
①ポートフォリオ詳細
②経費率・配当額
③純資産額・発行株式数
④リターン
【EIDO】・【IDX】ポートフォリオ比較
以下はセクター別ポートフォリオになります。
セクター別PF
EIDO | IDX | ||
金融 | 47% | 金融 | 30% |
通信 | 10% | 生活必需品 | 15% |
生活必需品 | 10% | エネルギー | 14% |
素材 | 8.5% | 一般消費財 | 11% |
資本財・サービス | 6% | 素材 | 10% |
一般消費財 | 6% | 通信 | 9% |
エネルギー | 5% | 資本財 | 5% |
ヘルスケア | 3% | 公共事業 | 4% |
不動産 | 2.5% | ヘルスケア | 2% |
EIDOが金融・通信・生活必需品の上位3セクターで70%を占めるのに対して、IDXは上位3セクターで60%です。
EIDOはいわゆる景気敏感株と呼ばれる通信セクターや金融セクターに比重が重くよりアグレッシブな運用であるかと思います。
国別PF
EIDO | IDX | ||
インドネシア | 100% | インドネシア | 65% |
中国 | 20% | ||
シンガポール | 5% | ||
イギリス | 4% | ||
マレーシア | 3% | ||
タイ | 3% | ||
ドイツ | 3% |
EIDOが国内株100%に対してIDXは国外へも投資しています。
さらにアジア以外のドイツ・イギリスにも8%近くを割いておりインドネシアETFとはいえないかもしれません。
現在リスクの高い中国へも20%投資していますね。
【EIDO】・【IDX】経費・配当
EIDO | IDX | |
経費率 | 0.59% | 0.57% |
配当 | 3.14% | 3.57% |
経費率・配当率ではIDXに軍配が上がっています。
経費率は0.01%でも低い方がいいので0.02%引く、0.4%以上配当額が良いIDXの方がよく見えますね。
【EIDO】・【IDX】リターン・株式数等
配当・経費率ではIDXに軍配が上がりましたが、それを含めたリターンでみるとどうでしょうか?
EIDO | IDX | |
発行株式数 | 20,750,000 | 1,700,000 |
時価総額 | 474Mドル | 30.55Mドル |
52週株価 | 22.93~24.78 | 18.05~18.24 |
平均出来高 | 439,824 | 31,596 |
直近1年リターン | ▲5.56% | ▲10.81% |
配当利回り | 3.14% | 3.51% |
発行株式数、出来高はEIDOがIDXの10倍でした。時価総額に至っては12倍以上の開きがあり、純資産額の差よりも大きな差になっています。
リターンに関しても2倍以上の開きがあり、いくら経費率・配当が良くともそれを含めたリターンに2倍の差があればEIDOの圧倒的な優位といっていいかと思います。
☆インドネシア株投資なら
ウィブル証券がおすすめ☆
・手数料が3ヵ月無料
・手数料が0.275%(最安値)
・為替取引手数料15銭(最安値)
・米国株単元未満株取引可能
・24時間リアルタイム取引
【EIDO】・【IDX】株価比較
EIDOとIDXのチャートを比較してみると、
2022年までは同程度を推移、2022年10月から株価の乖離が大きくなっています。
EIDO/IDX チャート
さらにそれぞれをジャカルタ総合指数と比較してみると、残念なことにEIDOもベンチマークを下回る結果となっています。
ジャカルタ総合指数 EIDO/IDX チャート
10年チャートで比較するとその差はさらに顕著に表れます。
10年チャート ジャカルタ総合指数 ETF
2017年までは指数に追随していましたが徐々に差が開き、コロナショックのあった2020年以降の株価は十分に回復していない状態となっています。
金融セクターに比重が多いのも要因のひとつかもしれませんね。
インドネシアの将来性 人口ボーナス?
現在インドネシアは【上位中所得国】として位置づけられています。
これは2020年に世界銀行がインドネシアの格付けを下位中所得国から上位中所得国に引き上げた為です。(参考:JETRO)
アジアの新興国では、マレーシア・タイが上位中所得国、ベトナムとフィリピンは下位中所得国とされており、近年で勢いのある新興国となっています。
東南アジアはまだまだ若い労働人口が多いと言われていますがそれでも高齢化は進んでいます。
タイ・ベトナム・マレーシアなどでは高齢化が進展していますが、インドネシアは一番遅い為いわゆる【人口ボーナス】がこれからやってくる国と考えられています。
2050年までに世界4位予想
GDPベースでいくと成長予想で2030年5位・2050年には米国について4位予想がされています。
残念ながら日本とインドネシアの順位がそっくりそのまま入れ替わることになります。。。
☆インドネシア株投資なら
ウィブル証券がおすすめ☆
・手数料が3ヵ月無料
・手数料が0.275%(最安値)
・為替取引手数料15銭(最安値)
・米国株単元未満株取引可能
・24時間リアルタイム取引
2020年成長予想下方修正
長期的にはGDP4位予想がされていますが、2022年にはGDP成長率を引き下げるニュースが出ています。
上昇傾向にありますが、短期的な浮き沈みはどうしてもありますのでETFも回復してもらいたいですね。
新興国への投資は短期的な出来事に左右されない長期的な目線が必要となります。
実は資源大国としてのインドネシア
あまりイメージがないかもしれませんが、インドネシアは資源国の側面があります。
オイルマネーでじゃぶじゃぶの中東国とまではいきませんが、鉱山資源、植物資源が豊富な国で、近年注目されているバイオ燃料の原料となるパーム油の生産量が世界一位となっています。
パーム油:
アブラヤシの果実から精製される植物油。
動物性脂肪に豊富な飽和脂肪酸は健康に対する悪影響が広く言われており、パーム油は動物性脂肪より悪影響が弱い、影響なしといった様々な結果が見られている。
パーム油 – Wikipedia
インドネシアはこのパーム油を原料とするバイオディーゼルの利用を促進し既に軽油にバイオディーゼル30%を混合した【B30】の使用が義務化されています。
現在は【B40】を研究中で今後も更に研究を進め【B100】までを目標としています。
B100ということはパーム油100%ということで実装されれば環境的にも燃料としての需要も高まりインドネシア経済には間違いなく良い影響をもたらすことになると考えます。
新興国の情報収集・分析ツール
新興国に投資している・今後投資しようとしている投資家さんにおすすめなのが『moomoo証券』(ムームー証券)アプリです。
有料級の情報が無料・アプリで取得可能♪
銘柄分析に必要な情報がアプリで完結できます。
基礎的な必須情報である、過去の配当額、配当性向、大口投資家の動向、アナリスト評価、自動翻訳付きの決算速報、コンセンサス情報など全て簡単に入手可能です♪
まとめ
今回はインドネシアETFについて紹介しました。
【EIDO】/【IDX】どちらがよいのか?についての結論は、
【EIDO】一択
というのがイピリカの結論です。
そもそもインドネシアへの投資の可否については、人それぞれだと思います。
インドネシアETFはやや下降トレンド気味ではあり、インドネシアの国力・将来性を考えると買いですが、その期待感で既に上昇した後であるかもしれません。
判断が難しい場面ではありますが、イピリカとしては米国株を中心としたポートフォリオを分散目的で数パーセントを東南アジアへ移行しています。
分散という観点から考えるとインドネシアは東南アジアの中でも優秀な部類に相当すると考えます。
最後までご覧頂きありがとうございました!
コメント